マニュアル運転で苦しんでる?僕は最後の見極めの段階でエンスト5回したけど、免許取ったよ。後編
皆さん、こんばんは。マニュアル運転で苦しんでいる方に向けて記事を書いています。
前編では、エンストを20回もした話をしています。
後編は、前編の続きからになります。前編の最後では、僕はS字クランクで20回もエンストをした話をしました。その時は本当に辛く、オートマチック車に変えようと心の底から思った程。でも、変更をする事なく、車の免許を無事に取得出来ています。
その理由は、教官にアリ!です。
自分と合っている教官と出会うことが出来た!
どうしても人間なので、この教官は合う、合わないが出てきてくると思うんです。でも、僕がオートマチック車に変えようと思っていた時に出会った教官は、他の教官とは全然違いました。
とにかく僕の”運転感覚に同化”してくれる
難しい言葉ですが、”同化”という言葉を用いました。
この同化というのは、僕の身体感覚まで考えてくれるという事です。
僕がS字クランクが出来なくて、どうしても前に進む事が出来なかった時、僕の運転感覚まで考えてくれている教官はいませんでした。でも、なぜこの生徒はS字クランクや断続クラッチが出来ないのだろう?と考えた時に、その人が何で苦しんでいるのかに焦点を当てたら、最後は”感覚”の部分を考えて行かなければならないと思うんです。
だから、僕が本当に苦しんでいた時に出会ったその教官は、まず僕がどのような部分で苦しんでいるのかに焦点を当て続けてくれました。そして、車両感覚のイメージや断続クラッチの感覚を細部まで丁寧に教えてくれたんです。
そしたら、なんと…
エンスト1回もする事無く、無事にS字クランクを突破出来ました。
最後は”運転感覚を落とし込んで、卒業していくんだよ。
これは、縦列駐車の時に教わった言葉です。
縦列駐車をやった事はありますか?教習所では必ず、やり方のマニュアルを教わると思います。でも、その固定されたマニュアルをやろうと考えるあまり、かえってうまくいかない時もありますよね。ハンドルをこのぐらい回すとか、ポールの何番目まで下がるとか。
でも、このマニュアルはあくまでも教え方の1つにすぎません。
最後は、”運転感覚を自分の身体に落とし込んで卒業していくんだよ”。
このようにある教官から言われました。そして、その通りだと実感しています。
運転をしている時に、このぐらいハンドルを切ろうかな〜なんて考えて運転している人なんか絶対にいません。その部分は全て自分の身体感覚に任せなければいけない。
身体が勝手に動く!これが理想です。
車の運転で、ハンドル操作、クラッチ操作は全て最後は”身体感覚”に覚え込ませないといけない。だから、とにかく身体と車が一緒の存在だと思い込むぐらいでいいと思うんです。
マニュアル車を運転する時は、この車を”仲間”だと思い込む。
教官から言われた数多くの言葉で、心に響いた言葉があります。
それは、「車を運転する時に、大きな金属の塊を操作していると思わない事。この車をまるで”仲間”だと思い込みなさい。そしたら、どうしたらこの車を快適に運転させてあげようか考えるようになるから」と言われたんです。
大きな機械を運転しているのではなく、あくまでも仲間だと思う。
その視点を持つ余裕など全く無かった僕は、とても勉強になった言葉です。
そこからは、仮免も無事に取り、晴れて路上に出ることに。路上は尋常では無い、恐怖でしたが、無事に卒業検定までクリア出来ました。ざっくりでしたが、こんな感じで僕は車の運転免許を取る事が出来ました。
今、車の運転免許を取得しようとして苦しんでいる方、実際に苦しんでいた方、色々な方がいたと思います。難なく進んでいた人もいれば、僕みたいに苦しんでいた人もいる。でも、この記事を読んで少しでも気持ちが楽になってくれれば嬉しいです。
では、今日はこの辺で。
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P.S.
路上の最後の授業で、交差点を右折するだけなのにエンストを5回した時は、発狂しましたけどね(笑)