AKIRA@日記

ソーシャルワークが出来る人間を目指す大学生。

僕はソーシャルワークが出来る人間になりたい。

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 僕はソーシャルワークが出来る人間になりたい。 

 

もし、友人が精神疾患を抱えていたとしたら…?

  僕は高校2年の時に、ある友人と仲良くなった。

その友人はどちらかと言えば、ヤンキー(笑)みたいな人で、僕は彼と席が前・後ろの関係になった時に、心の底から嫌だなって思った記憶がある(笑)

 

 彼は、僕の出身地である新潟の中でも、かなり田舎に住んでいた。だからクラスメイトでは誰も発さない新潟弁をよく口にしていた。でも、その彼ともある事がきっかけでとても仲良くなった。

 

 本当に人間関係って面白いなって思った瞬間だった。

あれだけ嫌だなって思った友人とも、毎日一緒に笑いあって楽しく過ごしている。そして、こんなにも好きになっている自分がいた。

 

でも、その彼とも高校3年の時にクラスが離れてしまい、話す機会はどんどん減ってしまっていた。そして、高校3年のある日、事件が起きた。

 

 僕の高校は変わっていて、文化祭が無い。著名人を呼んで、講演をするという変なしきたり?があった。

 

僕が高校3年の時は、某有名サッカー選手が来て講演をしていた。そして講演も終わりにさしかかり、生徒会長がお礼をしに花束を渡そうとしていた。

 

その時、おかしな事が起こったのだ。

 

前述した友人が、なぜだか知らないが、壇上に向かいだしている。

 

本当に意味が分からなくて、動揺が隠せなかった。

 

 

 僕は、ソーシャルワークが出来る人間になりたい。

 僕は、その友人が何をするのか不安でしょうがなかった。

彼は、全校生徒が見える位置に来ると、なぜだかお礼を言った。

「皆のおかげで元気が出ました。ありがとうございました!」と。

 

 彼はすぐさま先生に捕まってどこかに連れ出されていった。

全校生徒の中には、「あいつ、頭がイカれてるんじゃないのか」と言っている人もいて、心の底から悔しかった。

 

彼にすぐに連絡を入れると、僕は驚愕の事実を知った。

彼のメールに、自分はある精神疾患を抱えていると書いてあったからだ。もちろん、詳しい病名も書いてあった。

なんで驚愕したのかと言えば、 彼が笑顔で一緒に楽しく過ごしている時にすでにその疾患を抱えていたという事実を知ったからだ。

 

僕はまるで気づく事が出来なかった。

 

 もちろん、彼が抱えている辛さを見せないように努力していただけかもしれない。でも、僕は全く気づけなかった。そして、その彼とはもう4年間も会えていない。

 

その経験があったからこそ、僕は大学2年の時に、精神疾患を抱えている方が通う施設に実習にも行った。そして、そこで大きな事を学べたからこそ、僕はソーシャルワークが出来る人間になりたい。

 

僕が何かを頑張れる時は、「人からもらった感情」をとにかく大事にしていて、その感情のおかげで、僕はとにかく突っ走っている気がする。