なぜ本を読むべきか?それは他人になれるから。辻村深月さんの言葉に込められた本への思い。
皆さん、こんばんは。そろそろ大学が始まるので、関東に帰省しています。関東に帰省したのは3日です。だいぶ帰るのが早かったです(笑)
その目的は、山梨県の広報誌【ふれあい】をゲットする為です。
なんで他県の広報誌なんか欲しいの?って思う人もいるかもしれませんが、その理由は単純です。僕が大好きな小説家・辻村深月さんのインタビュー記事が掲載されているからです。この事実を知った時は、山梨県民が心の底から羨ましかったですね(笑)
雑誌にも、山梨の未来をひらく人づくりというテーマが掲げられています。
電車に揺られる事、計3時間。ついに甲府駅に到着。すぐさま、さぁ〜広報誌を探すぞ!って勢いこんで行ったら、ものの見事にすぐ見つかりました(笑)
でも、お陰様で大好きな辻村さんのインタビューを読む事が出来ました。
なぜ、本を読むの?という問いに答えられますか
いきなりですが小学生に、なぜ本を読むの?と言われたら、皆さんどう答えるでしょうか?
教養を身に着けたい、好きな作家さんの本を読むのが楽しい、ワクワクしたい。色々な価値観があるので、その答えも様々だと思います。そして、そのどれもが正答だと思います。
では、辻村深月さんはどう答えたと思いますか?
辻村さんは、【本を読むことで他人になれるから】と答えています。
動画で見ると1番分かりやすいので、ぜひ見てみて下さい!
具体的に「小説」を読むと、作品の中のキャラクターの人生に遭遇する事になります。そして、そのキャラクターの人生を生きる事が出来ます。
つまり、本を読む事で他人になれる。これが、本を読む事の1番の楽しみだと思います!
他人になれる経験は、本の中でしか味わえない感覚
本を読むというのは、実際の現実世界では全く味わう事が出来ない経験が出来るんです。実際の現実では、毎日3食ご飯を食べて、大学に通い、バイトして、寝る。そんな生活で味わう事が出来る気持ちは大したものではありません。
でも僕は小説を読む事で、色々な作品に出てくるキャラクターになれました。
登場人物の気持ちが痛いほど分かって、心を痛める事もありました。でもそんな経験が出来るのは、本を読む事ならではの経験です。
この感覚をもっと味わってもらいたい。
なんであの時、彼はこんな事をしたのだろう?
なんで、この2人はうまく交わる事が出来ないのだろう?ってすごく相手になりきって考える様になりますから。
他人になれる事で、相手の気持ちを理解する事が出来る。
最近、コミュニケーション能力が低い人の事を”コミュ症”と呼んでいます。
でも、このコミュニケーション能力の低い人というのは、相手の気持ちを理解する事が出来ない人だと思います。
自分の立場を理解してほしいという気持ちが先行するあまり、相手の事を考える余裕が無い。だから、コミュニケーションが一方通行になってしまう。そして、コミュニケーションが断絶されてしまう。その状態に陥ったら、そこからコミュニケーションを再開する術も知らない。そんな状態だと思います。
その原因は、相手の気持ちを理解できていないからです。
他人になれる事のメリットとしては、相手の気持ちを理解出来るようになります。その経験を本という仮想空間ではありますが、経験出来るのは大きなメリットだと思うんです。
なぜ、本を読むの?そう聞かれた時に自分の”答え”を1つ作る!
なぜ本を読むの?そう問われた時には、ぜひ自分が思う意見を答えてほしいです。でも、1つのアンサーとして【他人になれるから】という答えもぜひ入れてほしいですね。
あと、辻村深月さんって本当に綺麗ですよね!めちゃくちゃタイプです。
今年も辻村さんの新しい作品を読むのが本当に楽しみです!では、今日はこの辺で。