AKIRA@日記

ソーシャルワークが出来る人間を目指す大学生。

セブン-イレブンの工場の夜勤を半年間やって、分かった事。

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 大学のテスト期間が終わったら、まずはアルバイトをしなければいけないなと毎日感じてます。大学1、2,3年の前期まではアルバイトをがっつりしていたけど、後期はしてませんでした。

でも、やっぱり金銭的に余裕は無いし、両親にも負担はかけたくないからアルバイトはしようと思います。

 

 でも、何のアルバイトをしようかな…?って考えた時に、働く時間など考えても”短期バイト”かなって思います。

 

というよりも、今までやってきたのと同じアルバイトをやる気力がもうありません(笑)

僕が今までアルバイトをしてきた中で1番きつかったのが、セブンイレブンの工場の夜勤です。かなりハードでした。

 

 

 

 

日が経つにつれて、人数が減っていった

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 初めてセブンイレブンの工場で夜勤をしたのが、2015年の12月だったんですが、その時の人数は全部で6人でした。この6人というのは、僕が登録していた派遣会社から派遣されている人数で、工場内にはもっとたくさんの人がいます。

 

だけど、日に日に人は減っていき、最終的には3人まで減りました。

 

人数が減っていったのは人件費削減などの要因が上がると思うんですが、何がきついって、仕事量は全く減っていない事。

 

今まで6人で働いていたのに、その人数が3人になりました。しかし、仕事量は対して変わっていません。って事はですよ、この3人は必ず今までよりも”オーバーアチーブ”する事が確定するんです。

 

しかもその3人が全員慣れている人だったらまだしも、そこに新人の方が来たらもうアウト。

 

 

基本的に派遣の仕事は、仕事の量が可視化されている

 派遣の仕事というのは、誰もが出来る仕事です。

だって次の日には別の人が来てもいいように、仕事が誰でも出来るように設定されています。という事は、派遣の仕事は”取り替え可能”な仕事なんです。

 

セブンイレブンの工場の夜勤なんて特にそうです。

そして、仕事量が可視化出来るって意外と怖いんですよ。

 

だって前述した様に新人が来たら、もうアウトだからです。

どんなに飲み込みが速い人でも1日で、その仕事をうまく完遂出来るかって言ったらそうではありません。どういった展開で仕事が進むのかを説明したり、どの仕事をまかせるべきかを考えたら、結局は慣れている人がオーバーアチーブするしかありません。

 

オーバーアチーブするのは良いんです。でも、最初は6人いたのに3人に減っている現実があるんですよ。

 

 

女性や主婦は心の底から強いなって思った。あと、中国人の方も

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  僕が働いていたセブンイレブンの工場では、3つ会社が混合していました。

その中でも、僕の様な派遣ではなくその工場内で働いている方もいました。

 

じゃあ、夜勤で働く人ってどんな人がいるの?って思うかもしれませんが、

ほとんどは中国人と主婦の方が多いです。

 

そして、主婦の方のバイタリティーは半端ないです。

僕が見てもかなりハードな仕事をしているなぁって思うのに、平気な顔をしています。そして、休憩中には10人ぐらいで集まってお菓子を食べながら談笑をしています。

 

一方、僕は爆睡してるのに(笑)まぁ、深夜3時だから普通に眠りますわ…

 

 そして、中国人の方々もすごいなって思いましたね。

やっぱり集団内での結束力ってすごいなって思います。皆で頑張って作業を乗り越えようというエネルギーは、ほんとにすごいパワーを生むんだなって思いました。

 

 

まとめ;絶対に1人で抱え込んではいけない

 仕事量が決まっていて、それなのに働く人数が減ってしまった場合、オーバーアチーブする事は避ける事は出来ません。

 

でも、そこで抱え込みすぎて頑張ろうと思っても、過労死するだけだなって思いました。

 

自分でもよくこの仕事を頑張っていたなぁ〜って思うんですが、なんで僕がこの仕事を頑張れたのかというと、そこの夜勤に現れるカッコよいドライバーさんに”恋愛相談”をするのが楽しすぎたからです。

 

 色々な人と出会うという意味では、オススメします。本当に価値観が変わりますよ!

 

僕はずっと翔也さんに憧れていた。

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 僕はずっと、山川翔也さんに憧れていた。

 

  • 僕はすごく内向的な人間なんだ。
  • 貪欲にゴールを狙い続ける姿は、まさに”野獣”だった
  • 僕は翔也さんのプレーを見ると、涙が止まらなくなる
  • 竜ヶ崎で話をした”たった一言”で僕の世界が変わった
  • I PLAY FOR 新潟

 

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僕は内向的な人間だと気づいた。

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 僕は内向的な人間なんだ。

 

 

僕は外交的な人に憧れ続けていた

 今年の春で大学4年になり、就職活動が始まるのだけど、それに当って多くの人は自己分析をする必要があるという。

 

 僕も自分なりの自己分析をしてみたのが、僕はとんでもなく内向的な人間だということが分かった。

 

でも、心のどこかではそんな内向的な自分を否定している自分がいて、外交的で周りから好かれる様な人になりたいとずっと憧れを持ち続けていた。

 

だから、僕はそういった人に憧れ続けていて、そういった人になりたいと思い続けていた。でも、僕はそれに適していない。現実の自分と全く乖離している存在になろうとしても、自分がどんどん辛くなるだけだった。

 

 

自分の事が好きになれなかった

 僕は自分の事が好きになれなかった。

 

内向的で、自分の内側に目を向ける事が多い自分を心のどこかで否定したい自分がいた。でも、そこが僕の本質なのかもしれなくて、この内向的な性格を生かすようにしないと、自分が疲弊していくだけだと痛感した。

 

 就職活動がこれから始まり、自分が何者になるのか、どんな道に進みたいのかがこれからはっきりするわけだけど、僕は今の自分を許してあげたいと思う。

 

誰だって、あの人みたいになりたいと思う事はあるだろう。

 

でも、根っこの部分が全然違うのに、そのまま無理をして成長し続けようとしたら、ある時、折れるだけなんだと気づいてしまった。

 

僕は内向的な人間なんだ。そんな自分を否定しないで、許しながらも、自分を表現しないといけないんだ。

今、最も面白いテレビ番組はEテレだと思う。

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  僕のとても親しい友人が、今年の春からテレビ業界で働く事になりました。

 

僕はテレビ業界の現実ってどんなものなのかはよくわからないけれど、すごく忙しそうなイメージが頭の中で先行しています。

 

まぁ、テレビ業界と言ってもかなり幅は広いと思うので、どんな業務をするのかは友人の仕事が落ち着いた時に聞いてみたいです。

 

テレビ関連で伝えたい事があります。 僕の個人的な話になりますが、今、本当に面白い番組を作っているのは、NHKEテレだと思います。そこに焦点を当てて今日はブログを書きます。

 

 

 

今、最も面白いのはEテレだと思う

 まず、僕がNHKEテレで見ている番組は、バリバラ、ねほりんはほりん、オイコノミア、SWITCH インタビュー、です。

 

この番組は必ずチェックしています。この番組を見ているのは、好きな演者さんが出ているから。とかそういった理由ではなく、単純に企画が面白いからです。

 

今日の深夜にやっていた【ねほりんはほりん】はナンパ教室に通っている男性をテーマに掲げていたし、バリバラも24時間テレビの真裏の時間で”障害者と感動を結びつける”事を題目に掲げ、批判とも捉えられる放送をしていた。

 

 ストーリー性がある話は誰だって魅了されます。だからと言って、”障害者と感動を結びつける”という事をして良いのかという議論を、まさか真裏の時間帯でやるとは(笑)

生で見ていた自分は、かなり興奮した記憶がある。

 

バリバラは、マイノリティー側の視点をいつも供給してくれるので、考える視点が一方方向にならないのが良いです。

 

こうして思うのは、NHKEテレは、”人間の本質”を突いた番組がすごく多いと思う。そして、僕はそこが好きだと分かりました。

 

 

人間の本質を突いている、番組が多い

 バリバラで他に面白かった放送だと、吃音で苦しむ大学生をフォーカスした回もとても面白かったです。あと、障害者の性の悩みの回もすごく勉強になりました。

 

akiaki1324336.hatenablog.com

akiaki1324336.hatenablog.com

 

 障害者の性の悩みの話は、綺麗事だけ言う事は出来ないなと実感させられるほど、その”裏側”を知ることが出来た回だった。

 

今日の深夜に放送した【ねほりんはほりん】も、ナンパ教室に通っていなかったら、自分の人生はどうなっていたのかという程の”闇”を抱えている男性でした。タレントのYOUさんもかなり驚いていました。

 

でも、人間の本質に迫っていくのはすごく面白い。

 

 

 

◯◯×◯◯  立場が違う人の対談は面白い

 SWITCHインタビューは、いつも立場が違う人同士で対談形式を取ります。

先日見たのは、芥川賞作家・村田沙耶香さんとシンガーソングライターのサラさんの対談。

 

この2人の立場は全く違うし、村田さんはどちらかと言えば内向的で、サラさんは外交的だと思います。でも、そうして立場が違う人同士の対談は、数え切れない程の”学び”が含まれていると思います。

 

確かに、同じ対談形式でも、同じ業界で働く人の対談も面白いです。

僕は、島田紳助さん×松本人志さんの【松紳】という番組がめちゃくちゃ大好きでした。

 

でも、全く違う業界の人だからこそ、どちらかが”相手の土俵”に上がって話を聞く瞬間が来ます。その相手の土俵に上がって、相手の言葉を傾聴する瞬間が本当に好き。

 

それは、相手に対するリスペクトを示すものだから。相手はこれから自分には分からない話をするので、その言葉に対して口を挟む事は出来ない。その聞き入って、自分の経験と照らし合わせている瞬間を見るのが好きなんです。

 

うん、本当に面白い。

 

 

 

個人的には、小説家の辻村深月さんをSWITCHインタビューに出して欲しいです。

これは、僕の願望です(笑)

 

でも、Eテレは本当に面白い番組を作り続けていて、そこには社会に対する提言もかなり含まれています。だからこそ、本当に勉強させられるのでこれからも見続けようと思います。

 

糖質制限ダイエットをやる事のデメリットについて。

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糖質制限ダイエットは痩せるけど…

 

 

プロテインを飲み始めました。これから筋肉をつけます。

  いきなりですが、僕はプロテインを飲み始める事にしました。

 理由は単純で”筋肉”を付けたいからです。

 

何のプロテインを選んだのかといえば、僕はこれにしました。

 

 そして、何でプロテインを飲もうかと言ったら、筋肉をある程度つけて”馬力がある身体”になりたかったから。

 

なぜ、馬力が出る身体を目指したのかには理由があります。それは、糖質制限ダイエットをしていた時にひしひしと身を持って体感した事があったからです。

 

 

糖質制限ダイエットは痩せるけど…

 僕は2016年1月から糖質制限ダイエットを始めました。その時の体重は71キロぐらいでしたが、糖質制限ダイエットを始めたらもうビックリするぐらい痩せる(笑)

 

もう笑っちゃうぐらい。

 

3月には64キロまで落ちました。その時の身体はこちら↓↓

 

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まぁ痩せたのは良かったかもしれません。でも身体の状況は全然違っていて。

 

馬力が全然出なくて、とにかく疲れやすい身体になったんです。

 

散歩してたらすぐ疲れる、長時間の運動なんて絶対ムリだと思う程でした。その時の自分はとにかくヤバイと思って。すぐに糖質制限ダイエットを切り上げる事にしました。

 

 

糖質とうまく向き合って生きていくしかない

 人間の身体を動かすエネルギー源である炭水化物を抜けば、それは痩せるでしょう。でも、ガソリン無しで長距離運転は出来るわけない。

 

この時、僕はやっぱり糖質もうまく食べながら生活していかなければいけないと痛感しました。

 

それに気づいてからは、炭水化物を食べるようにしています。

 

あと、なんで糖質制限ダイエットをあまりオススメしないのかというと

低血糖状態が続くからです。

 

糖質を摂取しないので、血糖値は基本的に上がりません。でも、血液中に糖がない状態が続くので、低血糖状態になります。そして、低血糖状態になるととにかくイライラが止まらない。これが辛かったので、糖質制限ダイエットを辞めようと思いました。

 

 

無理しない食事方法で、健康な身体を作る

 でも、普段口にする食べ物に拘り続ける事が1番大事ですよね。

やっぱりリアルフードが1番大事です。これから少しでも筋肉質な体型を作る為に。馬力のある身体を作るために。頑張ろうと思います。

 

なんか最近、テレビでプロレスの試合を見るのにハマっていて、そっち方向の身体が出来上がりそうだけど(笑)

バランス感覚を気にせず生きろ。

 

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 バランス感覚を気にしないで生きていきたい。

 

 

バランス感覚を気にするな 

今年で大学4年生。

22年間生きてきて、自分なりの成功体験を感じた事があります。

その時の自分の気持ちを思い返すと、常に自分が欲していた事だけを考えていました。

それ以外の事は何にも考えていなかった気がする。

 

そして、僕はそれでも良いと思っている。それは、やぎぺーさんのブログを読んで確信に変わった。

www.jimpei.net

 

 僕は今までバランス感覚を取って生きていた時、特に楽しいと思って過ごしていたことはなかったと思う。

 

僕は器用な人間じゃないので、欲しい物や手に入れたい事が出てきた時には、そこに120%のエネルギーを注がなければ何も手に入れる事が出来ない。

 

それを1つ、僕の個人的な経験を基に紹介したいと思います。

 

僕は小説家・辻村深月さんの大ファン。

 僕は小説家・辻村深月さんの大ファンです。辻村さんの著作はほとんど読んでいて、辻村ワールドにどっぷり浸かる瞬間が至福の一時です。

 

そんな中、昨年の11月に神楽坂で辻村深月さんのイベントが開催されたので参加してきました。テーマは辻村深月さんが没後50周年を迎えた小説家・江戸川乱歩について語るというもの。

 

でも、僕は江戸川乱歩の事すら知らなかった(無知で本当にすみません…)

 

だから、辻村深月さんが江戸川乱歩の魅力について語っていても、なんにも心に来る事はありませんでした。まぁイベントの内容としては江戸川乱歩著作を読んだ事が無い人も全然参加してくださいって書いてあったから参加したのだけどね…

 

でも、僕は悔しかった。辻村深月さんがあんなに光り輝いた表情で江戸川乱歩の作品の魅力を語っているのに、僕は乱歩の事すら知らなかったのだから

 

当然質問も出来ませんでした。あまりにも悔しかったので僕はそのイベントが終わった後、江戸川乱歩の作品を猛烈に読み込む事に決めました。

 

 

そこから、僕は江戸川乱歩の作品だけ”一点突破”し続けた。

 次の日から、僕は江戸川乱歩の作品を鬼の様に読み込み続けました。

 

そしたら、乱歩の世界にとにかくはまりこんでいく自分がいて。

辻村さんが言っていた言葉の意味は、こういった事だったのかと共感出来た時に心の底から嬉しかった。

 

江戸川乱歩の作品を1つずつ読み込んでいく内に、1つ分かった事があります。

それは、辻村深月さんの作品が江戸川乱歩の作品にかなりインスパイアされているという事。

 

乱歩の猟奇的な部分、人をうまく愛する事が出来ない主人公の性格だったり、人間の綺麗とは言えない部分を曝け出している所に、僕はとにかく惹かれていきました。

でも、そこには優しさも存在していて、物語の結末はこんなにも後味が良いのかと思うほど、スッキリしている。

 

辻村深月さんの作品は江戸川乱歩の作品と共鳴している。

 

これが分かっただけでも本当に良かった。

 

 

欲しい物は一点突破しよう

 僕は神楽坂のイベントの後にまた、辻村深月さんのイベントに参加しました。

 

そのイベントは辻村さんが本にサインする間に、少しだけ会話をする時間があったので、僕は乱歩の事や辻村さんの作品への思いをとにかく語りました。

 

「乱歩の作品を全部読んだ上で、もう1度辻村さんの作品を読み返してみたいと思います」僕は最後、辻村さんにこう伝えました。

 

僕は辻村さんが仰った言葉の意味を理解したくて、乱歩の作品を無心で読み続けました。そして、あの時の言葉の意味はこういった事だったのかと理解出来た瞬間、とにかく幸福感を得ることが出来ました。

 

でも、その感覚を掴み取る為には、バランス感覚を気にしないで、そこに120%のエネルギーを注ぎ込むしかない。

四六時中、乱歩の作品の事ばかり考えていて、ようやく掴み取った感覚なんです。

 

僕はこれからもそうして生きていきたい。

 

 

 

 

 ちなみに、今、吸血鬼を読んでいます。

あと、トップのイラストは睡眠欲が強いので、これにしました。

睡眠時間はバランス良くしましょうね(笑)

 

江戸川乱歩傑作選 蟲 (文春文庫)

江戸川乱歩傑作選 蟲 (文春文庫)

 

 

空海が立てた学校がわかりますか?

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 空海が立てた学校は? 

 

 

僕は大学2年生の時、セブンイレブンの工場でずっと働いていた

 僕は大学2年生の夏頃から、ずっとセブンイレブンの工場で働いていました。

今思い返せば、かなり劣悪な環境だったなと強く思うけど、当時の自分はかなりのバイタリティーを持って働いていたし、何よりそこで働くのが楽しくてしょうがなかった。

 

 何であそこまで働くのが楽しかったのかと振り返れば、毎日毎日新しい人との出会いの連続で退屈する事が無かったからかもしれない。上は60歳、下は高校生までと幅広い人と毎日出会い、仕事をしていた。

 

 僕はその工場に固定してずっと働くようになったけど、そこであるドライバーさんと出会った。そして、そのドライバーさんとの出会いが僕の人生を大きく変えた。

 

 

けんすけ、今の文部科学大臣を答えなさい!

 まず、セブンイレブンの工場にはセブンイレブンの店頭に並ぶ全ての商品が集まる。商品と言っても、かなり多くの種類の商品がある。サンドイッチ、パン、 お弁当など上げたらキリがないけど、それぞれの商品は各仕分けの工場のドライバーさんが運んで来ます。

 

僕が働いていた工場は、その全ての商品が集まる最終地点だった。

そして、その工場に若い人は全然いなくて、21歳の自分がいるのはもはや浮いている?ぐらいで、逆に目立っていたのかもしれない。

 

そこで僕は、あるドライバーさんに出会った。年齢は60歳程で、すごく優しげな人である。僕は、そのドライバーさんにいきなりこう質問された。

 

「けんすけ、今の文部科学大臣を答えなさい!」

この質問は別に何かしっかりした文脈があった上での質問ではない。そして、僕の名前はけんすけではない(笑)

 

でも、僕はすぐに返答出来なかった。

 

 文部科学大臣すら答えられないやつが、大学生をやっているな!

 すると、そのドライバーさんは被っている帽子をいきなり下に叩きつけた。

そして僕に「文部科学大臣すらすぐに答えられないやつが、大学生をやっているな!」と言ってきた。

 

僕はその次の日にすぐに、その当時の文部科学大臣の経歴、どんな人かを徹底的に調べ上げ、他の各大臣の名前も調べてその人に説明した。当時は、馳浩さんだったよね、

 

そこから、その人に会う度に僕は何か質問をされ、それに答えるという毎日が繰り返された。なんでセブンイレブンの工場でこんな話をしているのだろうと自分でも本当に不思議だった。

 

でも、その日々が本当に血となり肉となった。

当時の僕は、本をあまり読まない大学生だった。読むと言っても、小説ぐらいだったかな。そんな僕の話を聞いて、そのドライバーさんは僕に「この本とこの本を読みなさい!」と言ってくれた。そして、僕はその本をすぐに読んだ。そこから、とにかく本を読むようになった。

 

 

自分を変える出会いは、どこにあるか分からない。

 僕がとにかく本を読むようになると、そのドライバーさんは僕に本をプレゼントしてくれるようになった。工場内で作業をしていると、5冊の本が入った袋を僕に手渡してくれた。そこから、みなとみらいで一緒にご飯を食べる関係にもなった。ほんと、人間関係って不思議だよなぁ(笑)

 

どこにだって、自分を変えてくれる出会いはあると思う。

僕はセブンイレブンの工場内でこんな”素敵な出会い”があるとは思わなかった。そのぐらい楽しい出会いだったので、大学2年の秋学期はあまり大学に行かなかった(笑)

 

 

そして、ある日、そのドライバーさんが僕にこう質問した。もちろん、何の脈絡も無く。

 

「けんすけ、問題。空海が立てた学校を答えなさい?」

 

綜芸種智院です。」

 

質問された次の瞬間に答えていた。

すると、そのドライバーさんは僕に「けんすけ、お前成長したな」と言ってくれた。

 

人に主体性を持たせる事は不可能だと思う。その人自身が変わらなければいけないから。でも、僕の主体性はセブンイレブンの工場内で生まれた。

 

自分を変える出会いは、ほんとどこにあるか分からないね。